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地域映像研究室では、映像の利活用研究に取り組んでいます。
民俗芸能や伝統工芸の技法など、無形の文化をどのようにして残し伝えるか、
活用のためには、どのような方法を開発すべきか等、研究と検証を重ねています。
また、これらの取り組みは学識経験者や公的機関へ研究発表として公開しています。 |
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研究の背景
地域ごとの特色を表すものの一つに祭りや土地に伝えられた風習、郷土芸能があります。
近年、地域の都市化が進み、生活様式が様変わりする時代になり、そうした先人達が守り伝えてきた文化が
急速に失われつつあります。 これらは一度失われれば、二度と取り戻すことができない、無形の資産です。
研究所では、住民自らが地域に目を向け、地域文化再興の契機となることを願い、各自治体が取り組んでいる
無形文化財記録保存事業を通じて映像記録活用の研究と実践に取り組んでいます。 |
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伝承のための
記録手法研究
奥州胆沢北下幅神楽
『御神楽の伝承記録』
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記録作成では、万一活動が中断した場合に備え、活動が再開できる
よう、口唱歌による練習方法を記録しています。
また、太鼓の『バチさばき』も映像を見ながら練習できるような記録
方法をとっています。
現在では、記録をもとに地域の婦人たちが神楽を受け継いでいます。 |
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演目の修復と
記録の研究
伊藤流行山鹿踊
『鉄砲踊の伝承記録』 |
この記録では、『役踊』の復活記録に取り組んでいます。。
記録に際して、踊組では、直系の一ノ関市・舞川鹿踊へと毎晩練習に
通い、途絶えていた演目を修復・復活させました。
収録では手足の微妙な動作や動線がわかるよう、上下4台のカメラで
同時記録を行っています。 |
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廃絶儀礼の復活研究
奥野流富士麓行山鹿踊
『新宅祝の再現記録』 |
鹿踊には、踊以外にも様々な儀礼が伝えられていますが、その儀礼の
方法を次の伝承者へ伝えようとする試みの記録です。
この記録では、かつて行われていた当時の聞き取り調査を行い、
地区の協力のもと、祝いの踊、誉歌など、『新宅祝い』での鹿踊の
儀礼を再現収録しています。 |
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伝統文化の普及研究
伊藤流行山鹿踊
『年中行事再現記録』 |
研究室では、一般への伝統文化の普及と理解を目的とした映像の
活用方法の研究について取り組んでいます。
『普及版』と位置づける映像を制作し、地域住民との協働作業で年中
行事を再現し、地域と伝統文化のかかわりを紹介しようとする内容です。
作成された『普及版』は、図書館で市民の皆さんに貸出されています。
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映像記録検証の研究
岩手県無形民俗文化財
火防祭の屋台囃子
『笛の伝承記録』
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この記録は、笛の後継者不足に悩む祭典関係者の依頼を受けて制作
した音曲伝承用の記録です。
師匠の笛の指使いが守れるよう、後継者の視点で作成しています。
この記録では、実際に作成した記録がどのように活用され、結果が
どうであったか、という検証が行われています。 |
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メディアを利用した
伝承支援映像研究
大償野口伝斎部流
鴨沢神楽
『伝承支援用DVD』
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鴨沢神楽伝承支援DVDでは、このメディアの持つ保存性と利便性を
活用し、民俗芸能の伝承をアシストする取り組みを行いました。
『鳥舞』を時間軸に3つの映像階層に分け、舞の基本形と三拍子の
音曲と口唱歌による練習方法を選択利用できるように作成しています。
このDVDでは、実用試験と評価を重ね、そのプロセスを平成14年度の
民俗芸能学会にて公開しています。
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| ※ 民俗芸能学会の要請を受け、研究室が取り組んだ民俗芸能映像記録について発表したものです。 |